教育の目的は「人格の完成、国家・社会の形成者として必要な資質の育成(教育基本法)」、即
ち「自立した共同体」を支える「自立した個人(経済的、精神的、社会的に自立した主権者=引
き受けて考え理性を尊重する成熟した市民)」を育成することである。このことを踏まえ、「地域
を見つめ郷土を大切にするとともに、広い視野で考え正しい行動ができる。」「地域社会の発展に
主体的に貢献し変化を創り出す。」「自らの将来に向かって自己実現を図りながらたくましく生き
ぬく。」そうした、社会力のある自立した人間への基礎づくりを目指し、生徒が育つ教育を行う。
1 経営の理念
全職員が教育公務員としての使命感と責任感を持ち、常に研鑽に励むと共に、
叡智を結集して信頼と協働のもと積極的に学校経営に参画し、学校の伝統や地域
の良さを生かしながら、全教育活動を通して学校教育目標の具現に努め、生徒一
人一人が個性的で豊かな資質を開花させ「志あふれた生きぬく力」を培えるよう
支援する。そのために、常に考え、想像しながら先々を見通しながら、組織とし
て職務を遂行していくことを大切にする。
2 経営の方針
◎ 関係諸法令及び第7次山形県教育振興計画並びに第六次南陽市教育振興計画、
「南陽市の教育」の具現化を踏まえながら、生徒主体の生徒が育つ学校を創造
する。
◎ どの生徒もかけがえのない存在として大切にし、一人一人の状況、心理、背景
を充分に把握しながら多様性を理解し、良さを見出し磨き伸ばすようにする。
◎ 教育活動全般において、相互に人間として無条件に尊重し合う態度でありの
ままに自分を語り、理解し合う人間関係【共感的人間関係】をつくりながら、
自分は価値ある存在であること【自己存在感】を実感させる場を工夫し、常に
『相手』と『自分』の両者を中心にすえながら、自分で判断して決断して実行
【自己決定】させることを大切にする。そのために、基盤となる学級・学年を
安全で安心な居場所【安全安心な居場所づくり】となるようにする。
◎ 「正しい」判断と行動ができるよう、「ねらい(何のために)」を明確に持ち、
生徒にも理解させながら、「考えさせる」ことを通して「自立」の精神を育み、
「自己分析・自己指導・自己決定・自力解決」の経験を大切にする。
◎ 生徒たちに損得によらない内発的な動機を喚起し、学ぶ楽しさの実感が次の学
びの意欲につながる学習指導を行う。
◎ 未来を生きる生徒の「学び方」「生き方」の土台づくりをしているという責任
の重さを自覚し、自らを律し相互に高め合いながら職務を全うする。
◎ 報告・連絡・相談+確認の励行と教育観・指導観のすり合わせにより組織力を
高め、全職員が全生徒の担任という意識のもと、それぞれの個性を尊重しなが
ら補完し合い、協働に徹する。
◎ 家庭、地域、幼保小とのかかわりを大切にし、協力して教育にあたる。また、
学校運営協議会の趣旨に則りながら、会の充実に努める。
◎ 生徒・教職員の心身に十分配慮した教育活動を行う。
3 南陽市立宮内中学校 学校いじめ防止基本方針
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