5・6時間目に、全校道徳を行いました。
5時間目に、山形バリアフリー観光ツアーセンター代表理事・Gratitude代表の加藤健一さんをお招きし、「ひとりのハートが世界を変えられる」という演題でご講演をいただきました。
加藤さんは、吉野中学校をご卒業後、「自動車会社の社長になる」という夢を実現するために長井工業高校に進んで機械について勉強し、卒業後は自動車整備と板金塗装業をおこなっている会社に就職されました。ところが、夢の実現に向けて順調に歩んでいた21歳の時に、筋ジストロフィーという難病を発症し、医師から自動車の仕事に戻ることはできないと宣告されてしまいます。それでも、リハビリを重ねて一時は車の仕事に復帰されましたが、病気の進行により車いすでの生活を余儀なくされ、車の仕事を離れることになったそうです。
そんな困難な状況にありながら、加藤さんは「障がいの有無に関わらず、誰もが様々なことにチャレンジできる社会を作りたい。」という新たな夢を持ち、今、その実現に向けて様々なことに挑戦し、その夢を多くの人と共有しながら活躍なさっています。
6時間目に、加藤さんのお話を受けてクラスごとに道徳の授業を行いました。「チャンスを掴み、それにチャレンジし、一人ひとりが行動することで社会や世界が少しずつ変わっていく」という加藤さんの言葉を、生徒たちはどう受け止めたのでしょうか。