本日、ようやく１学期始業式を行いました。

全校生が一堂に会しての集会は２月以来３ヵ月ぶりになります。感染リスクを減らすために前後左右に１ｍ以上の間隔を取ると、２４０名でも体育館がいっぱいになります。マスクをして無言で整然と整列する生徒の姿からは、このコロナ禍にヘコタれず頑張って乗り切ろうとする静かな意志を感じることができました。

各学年の代表生徒が１学期の決意を発表した後、校長からは「授業や行事な今までと同じようにはいかないことが多いだろうが、何のためにやるかということを意識し制限のある中でも成長できるよう取り組んでいこう。」という式辞がありました。

始業式をきっかけにし、感染予防に努めながら、少しずつ学校の日常を取り戻していきたいと思います。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、先々週は学年ごと週１回、先週は学年ごと週３回の登校に制限していましたが、今週から全学年の毎日登校を開始ししました。

授業はまだ午前４時間のみで部活動もありませんが、今日から給食も提供されました。全員前を向いて無言で食べるというこれまでとはちがった給食タイムでしたが、久しぶりの給食に生徒たちはとてもうれしそうでした。

昨日、三陽製作所代表取締役　和田　廣　様より、南陽市内の小中学生と教職員に対し、一人あたり１０枚の不織布マスクが寄贈されました。

本日、本校にも２７００枚のマスクが届きましたので、１０枚ずつに分けて袋詰めし、生徒のみなさんに配付する準備をしました。今週から来週にかけての登校日に生徒全員に配付し活用してもらいます。

不織布マスクは少しずつ市中に出回ってきたとはいえ、まだ手に入りにくく、手に入ったとしても以前のように安価ではありません。来週から段階的に学校を再開することになりましたが、マスクをいかに入手するかが課題の一つになっていました。そんな中での大量のご寄贈は、本当にありがたいことです。感謝の気持ちを持って使わせていただきたいと思います。

昨日、南陽市新型コロナウィルス対策本部により、市内小中学校は１５日（金）まで臨時休業を継続し、５月１８日（月）から段階的に教育活動を再開していくことが示されました。それを受けて、本校では、今週は１回２時間程度の分散登校を学年ごとに１回、８日～２２日は１回あたり３時間程度の分散登校を学年ごとに３回、２５日～２９日は全学年午前授業で給食提供、とすることにしました。

その計画に基づいて、今日は１年生が登校しました。中学校に入学すると、自転車通学をする生徒はもちろん、他の生徒も部活動等で自転車を利用する機会が増えます。そこで、２時間使って、使用する自転車の整備状況の確認と、市街地コースを実際に走って安全な乗り方について学びました。

自転車は、被害者になるばかりでなく、加害者になる場合もあります。しっかり整備された自転車で交通ルールを順守し、事故の当事者にならないよう気を付けてほしいと思います。

本日、８４名の新入生を迎え、令和２年度入学式を挙行しました。

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、例年より１か月余り遅くなり、さらに感染防止のために参列者も内容も最小限でしたが、何とか無事に終えることが出来ました。

緊急事態宣言の延長により、明日からしばらく臨時休業が続きますが、入学式を終えたのでこれからは名実ともに中学生として生活を充実させていけるのではないでしょうか。一日も早く正常な学校生活が戻ることを願いながら、新入生が輝きに満ちた中学校生活を送れることを心より祈念しています。